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続シャンプー
2024/04/05

12周年と合わせてシャンプー作りの経過もお伝えしておきますね。
少し前にやった試作?にもなっていないくらい、素朴なイメージだけで作ってみた"クラフトシャンプー"です。
シャンプーに必要な成分てなんだろう?という素朴な疑問に素直に直球で応えてみました。
洗浄成分は?保湿は?保護は?...など既存のシャンプーの形状も概念もリセットして、最もシンプルな「シャンプーの原型」を形にするべく。
極論は"湯シャン"ということも視野にいれつつ、でもシャンプーに意味を持たせるならば、何が必要か。
ここでは泡立ちも手触りの良さも香りの良さも無視です。
個人的には非常に面白い実験になりました。
当然防腐剤など入っていないので、最後の写真のように一週間足らずで見事に腐るわけです。
もちろん自分の髪と頭皮をこれで洗ってみましたが、十分であり、同時に何も満たせていない笑。
矛盾しているのですが、その矛盾こそが現代人がシャンプーに求めることなのではないかと思います。
さて、どんなシャンプーになっていくのか。
自分も楽しみです。

12周年
2024/04/05

みなさま

本日、Overlandはオープン12周年を迎えることができました。
お客様、お取引関係者の皆様、関わってくださるみなさまに心から感謝申し上げます。

12年というと小学校、中学校、高校を卒業した年数になります。そう思うとずいぶん経過した感じもしますが、まぁあっという間です。
大人になると時間が過ぎるのが早く感じるのは刺激が少なくなるから、と何かで聞いたことがあります。でも刺激に感じるかマンネリに感じるかは自分次第。何をするにも新鮮な気持ちと好奇心を持っていきたいですね。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

シャンプー
2024/03/16

自分がシャンプーを創る、となるとこうなります。
入っているものがどんなものか、知らずに簡単には作れない。ましてや、お客様に自信を持っておすすめできるわけがない。
シャンプーの"シ"の字から考えて、そもそもシャンプーとはなんなのか。必要なのか不要なのか。一番深いところから導き出す自分のシャンプーとはどんなものか。
果てしない問いのようで、実は身近にある、shampooシャンプーしゃんぷーを考えています。

#shampoo #シャンプー

シャンプー
2024/02/18

<Introduction>
いつからか思い出せないくらい前から、もしかしたらアシスタントとしてシャンプーを教わっているときから、もうずっとシャンプーが気になっています。

日本だけでも数え切れない(いゃ、ホントに!)数のシャンプーが売られていて、世界で見たらリアルに星の数ほど(言いすぎ)存在するシャンプーですが、つかみどころがないというか決定打に欠けるとか、買って使ってみたら嫌いなヤツだった、など、なかなか"コレ!"と決めるのが難しいのがシャンプーではないでしょうか。

でもこれはネガティブな意味ではなく、そもそもひとつに決める必要もないですし笑、毎日違うのでもかまいません。好きな香りで選ぶのも楽しみになりますし、理想のシャンプーに出会うのを楽しみに探していくのも、またシャンプーの魅力だと思います。

そんな広くて深いシャンプーという泡々のなかに自ら飛び込んで行って、シャンプーの一番大切なところを集めて、丁寧に作ってみたい。そんなふうに思ってシャンプー作りを始めました。

実は、2年前からサンプリングなど行ってきたのですが、なかなか思うような仕上がりに辿り着けず少しフェードアウトしていました。
でも、
「やる。おれは絶対にやる。おれは理想のシャンプーを作る。」(←マンガ"BLUE GIANT"に影響されオマージュ的に。ちなみにOVERLAND BOOK STOREにて販売中。)
という高い志しを持って今年の上半期中に完成させるべく取り組んでいきます。

写真はノートに(カッコつけて英語で)コンセプトなど書いたものです。要するに、
"髪を洗う。いつものことだからこそ心地良く。落とすのは少しの汚れ、そしてストレス"
と書いてあります。髪と心に響くシャンプー。
がんばって作ります!

#human_hairandskin #humanshampoo

今年もよろしくお願いいたします!
2024/01/07

2024年 明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

なによりも、能登半島地震において被災された方々に一日も早い復興をお祈りいたします。
自分の実家も新潟県中越地方なので、多くの方からご心配のお声をいただき、本当にありがとうございます。こちらは比較的被害は少なくすんでいます。

年始早々、不穏なニュースがありますが、気持ちを引き締めてまいりましょう。
今年もやりたいことはいろいろあります。一つずつ思いを持って、みなさんと楽しみながら取り組みたいと思っています。

昨年ついに50歳になり(自分でも信じられません)、思うことがやっぱりたくさんあり(30の時よりも、40の時よりも)少し整理が必要なタイミングでしたので、今年の年始休業はいつもより少し長くいただきゆっくり考えながら充実した良い時間を過ごせました。
現代はどんどん時間も日にちも過ぎていきますよね。スマホのせいとか忙しさのせいとか、理由は分かりませんがとにかく速い(←あえてスピード感を)。だからこそ自分としてはギュッとブレーキを踏んで止まって”考える”ことがとてもとても重要でした。
何か答えが出たか...出ました。何が出たかは店頭で聞いてください。(大したことでは無いんです。自分の思考的にもシンプルなのが好きなので)

2024年はすでに7日経過しましたね。日々を大切に充実した一年にしましょう。

今年もありがとうございました!
2023/12/31

皆さま

本日、無事に今年の営業を終了いたしました。
Overlandにご来店いただいたお客様、関わっていただいた方々、皆さまに感謝申し上げます。本当にありがとございました。

今年は振り返るべきことがたくさんあり、すぎ...考えているうちに年末になってしまいました。
一番大きな出来事としては、やはり「 I 」を譲渡したことですね。
なかなかスッキリと契約が終わらず、みなさんにお伝えすることができずこのタイミングになり恐縮ですが、3年間運営した店舗を事業譲渡という形で手放しました。やったことで初めて見れた景色、感じれたこと、ハッキリしたこと、200%の体験をしました。良いことも悪いことも。決してネガティブな譲渡では無いことも記しておきます。とにかく人生でもそうできない体験でした。これについては以上にします。(泣いちゃうから)

二番目、なかなか甲乙つけがたいですが、美容師としてずーっと念願だったオリジナルのヘアケア製品を発売できたこと。これは若干執念に近い(笑)ものがありました。ご縁が呼んだタイミングでしたし、自分にとってもやらないわけにはいかない選択でした。まだバームとオイルの二つですが「HUMAN」ブランドを生み出せたことは美容師としてとても嬉しい出来事でした。今後シャンプーなど増やしていく予定ですので、楽しみにしていただけたらと思います。

あとは本屋を始めてみたり(笑)。いゃ、これが自分的にはなかなか楽しい試みになりました。「店主の趣味を押し売りする本屋」というコンセプトなのですが、意外と共感をいただくことが嬉しく楽しく。SNSを更新していない間も写真集を売ってみたり、実は今は漫画も売ってます。(何かはお店で聞いて下さい笑)なにしろデジタルが苦手な店主なので現場で更新されていきますのであしからず。

ハイライトはこんな感じでしょうか。

でも、いつも、常に、一番は目の前のお客様にあります。自分にとって最高の楽しみであり、癒しであり、好きなことです。50歳にしてこう思えていることはとても幸せなことだと思いますし、だからこそお客様に感謝せずにはいれません。
この先何十年できるか分かりませんが、ずっとやり続けたいと思っています。

ということで、本年も大変お世話になり、本当にありがとうございました。
健康には(お互いに)お気をつけてお過ごしになり、2024年も皆様にお会いできるのを楽しみにしております。
良いお年をお迎えくださいませ。

HUMAN "oil" 新発売!
2023/08/23

暑い日が続きますね。みなさまお元気でしょうか?

大変お待たせしていました、Overlandオリジナルヘア&.スキンケアブランド「HUMAN」から"oil"オイルが本日から新発売となりました。

主な内容成分にはホホバ種子油を使ったのですが、その中でもゴールデンホホバオイルというホホバの木の実から絞ったままに近い黄金色のオイルを使用しています。
このゴールデンホホバが大変優れたオイルで、ミネラルを多く含み
ヘアケアだけでなく、体全体のお肌の保湿やケア、栄養補給もやってくれます。

特にサンプル段階から使って気に入った点として、"どんな髪にも使える"ところです。良いヘアオイルに共通しているのは、どんな髪にも使えて、ゴワつく髪はおさまりよくなり、柔らかい髪にはふんわり感を与えてくれます。
まさに「HUMAN "oil"」もさまざまな髪のテクスチャーを整えて扱いやすくしてくれる優秀なオイルです。

香りも気になるところですよね。
特徴的な香りとしては、アオモジの精油を加えているところ。レモンのような爽やかさとジンジャーのようなほんのわずかなスパイスがほどよくリラックスさせてくれます。
その他にもベルガモットやローズマリー、ゼラニウム、ラベンダー、オレンジ、ビャクダン、を使用した使いやすい香りです。

そして、お伝えしたい重要なポイントとして今回なぜバームとは別にオイルを作ったのか、というところです。
近年では乾いた髪に仕上げとしてやスタイリングとしてヘアオイルを使うことは普通で主流なことになっています。
でもお客様からお話を聞いていると「朝オイルをつけるのに、途中からパサついてしまう」という現象が多々聞かれます。
なぜだろうと色々探って分析した結果、オイルが髪の表面て酸化してパサつきの原因になっている、ということがわかりました。もちろんこれがすべてではありませんが、オイルと空気中の酸素が触れて酸化が起こるので防ぎようがありません。(そんな中でもHUMAN"oil"のホホバオイルは酸化しにくいです。純度の高さも)
そこで、ヘアケアにおいて丁寧に考えたときに、ヘアオイルは乾かす前につけて髪のコンディションを整える、そして、乾いた髪にはバームをつけて仕上げたほうがパサつきを軽減できるという考えに至りました。
でも、もちろん乾いた髪にオイルをつけて仕上げるのも軽やかさなど良さもあるので、ご参考になればと思います。

HUMANブランド第二弾の"oil"もたくさんの方にお使いいただけると嬉しく思います。"balm"ともどもよろしくお願いいたします!

HUMAN oil 100ml \4180(税込)

#overlandhandb #humanhairandskin #ヘアケア #スキンケア

<OVERLAND HAIR & BOOK 入荷のお知らせ>
2023/07/15

7/8&#12316;8/23渋谷ヒカリエにて開催中の写真展「ソール・ライターの原点&#12316;ニューヨークの色&#12316;」に合わせて写真家ソール・ライターの写真集を入荷しました。

ご存知のとおり、彼の写真集はすでにたくさん出版されています。その中でも代表的な作品集である「ソール・ライターのすべて」をご紹介します。

何年前だったか定かではありませんが、そう遠くない前にソール・ライターの写真を初めて見ました。渋谷に"あった"東急Bunkamura(無くなったわけではなく現在は休館中)で展覧会がありそこで見ました。
個人的な感想としては"とても良い写真"という印象で、心地よかった気がします。
この"良い写真"の定義が難しいのですが、ソール・ライターの場合、構図のバランスの素晴らしさをまず感じ、そして同時に今回の展覧会のテーマである「ニューヨークの色」を感じ、そのお手本とも言える写真群に「良い写真」と感じたのだと思います。

"ニューヨークの色"とはどんな色か...?これはひと言では表せないものがあります。
たしかにニューヨークは華やかな街で色とりどり。もっと言ってしまえば全ての色があります。
それは赤や緑、黄色といった具体的な色もあれば、あの街にいる人々が作り出している空気の色でもあると感じます。

実際の目に見えている色は地球上の緯度や経度でも違ってくるので、同じ赤でも地域によっては真紅の赤に見えれば、朱色のようなオレンジがかった赤に見える地域もあります。
または瞳の色によっても違う色に見えるそうです。(ヘアカラーの勉強で習いました。)

それらを踏まえて見ても、やっぱりニューヨークの色は確かに存在すると僕も思います。
そんなニューヨークの色を感じながら、絶妙な配置で構図を作るソール・ライターの写真を見るととても心地よいと思います。

ちなみにソール・ライターは絵も描いていて、その絵心が完全に写真に反映されているのも興味深いところです。

晩年はデジカメを使って撮っていましたが、彼の作品は(たしか)すべてフィルムカメラ(...やっぱりライカ使いだった!ちなみに前にM4が展示されていたような...)で撮影されたものです。その質感も"良い写真"にひと役かっています。

写真(とくにスナップ)のお手本の先生(ほかにもブレッソンなどいますが)と言っても良いソール・ライターの写真集をぜひご覧くださいませ!

#overlandhandb #写真集 #ソールライター

<HUMAN HAIR & SKIN>
2023/07/03

スタートから1ヶ月半が経った「HUMAN HAIR & SKIN」です。
おかげさまですでに沢山の方々にお使いいただいており、大変嬉しく思っています。
アルミ缶の蓋を開けると心地の良い香りがふわっと広がります。指先で撫でるように取り、手のひらで馴染ませます。髪を良い香りのベールが包むようなイメージで髪を梳かしながら全体に馴染ませて整えます。
少量でも伸びと馴染みがとても良いので、少ないかな?と思うくらいの量で使ってみてください。ちょっと足りないな、と感じたらもう少し足すくらいで良いと思います。
髪に馴染ませたあとは、ぜひ手のひらや甲、爪周りなどに馴染ませてあげてください。スーッと馴染んでいきベタつきを感じなくなります。

このbalm(バーム)のパッケージにはアルミ缶を使用しています。それは「HUMAN HAIR & SKIN」のコンセプトにもある"地球環境に配慮した成分と人の肌に優しい成分で作ること"を考えているからです。
アルミや瓶はリサイクル可能な素材なので、できるだけ優先的に使っていきたいと考えています。(ポンプなど、どうしても使う部分もあります。)

7月下旬か8月中にはHUMAN HAIR & SKINから"新たなプロダクト"を発表する予定でいます。ぜひぜひお楽しみにしていてください!

お待たせしました。
2023/06/27

<OVERLAND HAIR & BOOK 新しい本が入荷しました>
長らくお待たせしておりましたが、ようやく(わりとなんでも)本の入荷がスムーズにできる状況が整いました。

だいぶ時間が経過してしまいましたが、以前の告知通り、 「村上春樹フェア」を開催いたします。*本来は村上春樹さんの久しぶりの長編作品の発売に合わせて行う予定でしたので、だいぶズレてしまいました。

村上春樹さんのフェアと言いましても、当店はとても偏ったセレクト、店主の偏見によって選ばれた作品ですので、ご注意(ご注目)くださいね。

それでは、作品のご紹介です。
まずは何はともあれ、デビュー作である「風の歌を聴け」から。
内容は...後に広がっていく"村上春樹ワールド"のまさに入り口ともいうべき、著者の独特な空気感(淡々と変なことが起きて、最終的に波が引くように過ぎ去っていく、的な。(主観))や個性があったり無かったりする登場人物が展開する物語です。
個人的にはやっぱりこの作品で村上春樹さんにハマっていったわけですが、2作目「1973年のピンボール」や3作目「羊をめぐる冒険」とどんどん難解な物語になっていく印象ですが、それが何故か嫌にならずにのめり込める面白さがありました。
少し後の「ノルウェーの森」「ダンスダンスダンス」で彼の世界観が全開に解放されていった感があります。(主観)
長くなりましたが、そんな村上春樹ワールドの一番最初の作品です。これを読まずして、、、です。また村上春樹さん読んだことないという方も入りやすい物語です。是非どうぞ。

さて、次の作品は...

村上春樹作品の中で、物語はもちろん楽しいのですが、もう一方で''エッセイ"も著者のユーモアやセンスやお人柄などを感じることができるとても興味深い作品と思っています。
そんなエッセイ作品の中から特に気に入っている作品を2冊ご紹介します。(僭越ながら)

「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」

その題名通り、ウィスキーに関するお話しではあるのですが、そもそもがウィスキーで有名なアイラ島(スコットランドの島)に奥様と旅をしながらウィスキーの醸造所や街の酒場を巡りつつ書かれたお話しです。
ボーモアやラフロイグなど、アイラ系と呼ばれるウィスキーが造られているところのお話し、街のバーではみんながウィスキーは割らずにストレートで飲んでいることなど、ウィスキーが好き、もしくは飲んだことがある(あ、ハイボールはウィスキー入ってますね)方は、なおさら面白いと思います。(ちなみに僕はこの本を読んで以来、ウィスキーはストレートで飲む派、とスカしています)
読みながら本?文章?からなぜかウィスキーの香りがしてくる錯覚を覚え、当然ウィスキー片手に読みたくなるわけですが、その描写からとても伝わってきます。それと合わせて、いつかアイラ島に行ってみたくなる、旅のガイド本(かなり限られた)にもなります。
ですので、ウィスキーに限らずお酒を飲まない方でも楽しめる内容のお話しです。こちらもおすすめ。

「走ることについて語るときに僕の語ること」

こちらはまた面白い題名ですよね。あまり知られていない?かもですが、村上春樹さんは走る方です。ランナー、しかもただのランナーではなく、フルマラソンは当たり前、ウルトラマラソン(100km)やトライアスロンの大会に出場されるほどの本気のランナーです。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、僕も走ります。朝走ると気持ちいいし、一日頭も体も回転が良いです。
村上春樹さんは(たしか)ほぼ毎日走られていると思います。その走ることについて語る時に彼が語ること、が書かれているのですが、この本も「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」と同じく、そうでない人(走らない人)が読んでもとても興味深く語られていて、今から走りたくなる(きっと)お話しです。
もしくは、走る方でもウルトラマラソンやトライアスロンのことはわからない方も多いと思いますが、そこに興味を持つきっかけになるかもしれません。
とにかく"走ることって良いな"って思ったり、"走ることで自分と向き合える時間ができる"というポジティブな気持ちになれるお話しです。
走る方は必読、走らない方は読んで走った気持ちになる、のでぜひ。

長くなりましたね。最後までお読みくださりありがとうございます。
ご来店をお待ちしております!
#overlandhandb #本 #村上春樹

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